チャプター 222

エミリーは午後を丸ごとアシスタント候補者の面接に費やしたが、心から感心させられたのはたった一人だけだった。

その男はアメフトのラインバッカーのような体格をしていた。長身で肩幅が広く、ワイシャツの下の筋肉がはち切れんばかりに盛り上がっている。最初に彼が部屋に入ってきたとき、エミリーはボディガードの面接と間違えて来たのではないかと半ば本気で思ったほどだった。

しかし、少し言葉を交わしただけで、彼女は自分が人を見た目で判断するという過ちを犯していたことに気づいた。

ヴィンセント・ブルックスは、書類棚をベンチプレスで持ち上げられそうな外見に反して、驚くほど細部に気が配れる人物だった。履歴書も非の...

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